この記事ではキングダムの主人公・信について解説していきます。
「信の結婚相手は誰になるの?」
という疑問についても有力な説があるので、是非読んでみてください。
目次
信にまつわるエピソードを徹底解説!!

累計発行部数が3800万部を数える大人気漫画『キングダム』の主人公・信。
天下の大将軍を目指してがむしゃらに頑張る姿が、読者の心を動かしています。
熱いストーリー展開はもちろんのこと、人気の秘密は何と言っても、信の下僕からの成り上がりストーリーにあるのではないでしょうか?
そんな私達をワクワクさせてくれる信のプロフィールやエピソードを、史実と交えて考察していきます。
信のプロフィールを紹介
漫画『キングダム』の中での信は、戦争孤児で下僕という低い身分の出身。
圧倒的な身体能力と強い意志を兼ね備えている信。
見ていて気持ちが良いくらいに真っ直ぐで、豪快な性格をしています。
ですが、礼儀作法には疎く漫画の中では、秦王として即位していた政に対しても呼び捨てをしているような場面も…。
良い環境で育ったとは考えられにくいので、礼儀作法を身に着ける機会がなかったのかもしれませんね。
同じく戦争孤児の幼馴染である漂(ひょう)と共に暮らしていた信。
「いつか天下の大将軍になる」という2人の夢の実現のために、剣の修行や日々鍛錬を積み毎日を過ごしていました。
ですがある日、秦国王・政(せい)に顔がそっくりであった漂は影武者として利用され、反国王派による反乱に巻き込まれ命を落としてしまいます。
同じ夢を掲げていた親友を失ったことを受け止めきれないまま、漂に託された地図上の場所・黒卑村へと向かい、そこから様々な出会いがありストーリーが展開されていきます。
信が剣を捨てて王騎(おうき)の矛を扱い始めたのはいつ?

信が王騎の矛を使い始めたのは、四千人将となり屯留(とんりゅう)での反乱の時です。キングダムのコミックでいうと46巻です。
「王騎将軍の矛だ」と王騎の矛を持つ信の姿に、周囲も大興奮で、涙する兵士もいました。
さらに王騎が信に言った「皆と共に修羅場をくぐりなさい」という名シーンの回想まで入り、胸がジ〜ン…となりましたよね。
信の嫁が羌瘣(きょうかい)になるって本当?

キングダムといえば、クスッと笑えるコミカルな場面はあるものの戦闘シーンが多く、登場人物も男性ばかり。
そんな中で読者の心をキュンとさせている、信と羌瘣の男女の関係問題が気になりますよね。
漫画内では羌瘣からの声掛けで2人が手を恋人繋ぎするなど、恋愛関係になるかもと期待をもてるシーンがいくつかありました。
しかもその予想は外れていなかったようです。
コミックナタリーのインタビュー記事で、信の恋愛の行方に関する質問に対し、作者の原泰久先生は以下のように答えています。
そこはちゃんと描きますよ。
貂と羌瘣、どっちと結婚させるか、最近僕の中で固まってきました。
信には歴史的に有名な子孫がいるので、そこは登場させないと。
実は飛信隊の「飛」の字も、子孫とリンクさせてたりします。
やはり羌瘣は信の嫁候補に入っているようですが、今はまだ確定ではないようですね。
ここで名前が出てきた河了貂(かりょうてん)も、信との恋愛関係が噂されている一人です。次の項で紹介しますね。
信のファーストキスは河了貂?
信のファーストキスの相手は、河了貂です。
二人のキスシーンは27巻で確認することができます。
ただしムードがある中での気持ちの入ったキスではなく、背中を押された信が転がった先にいた河了貂と事故的にキスしてしまったといういわゆるハプニングキスでした。
キスしたからといって恋愛パートが始まるわけでもなく「チューしたぞ」などと周囲からからかわれさらっと終わってしまいました。
この時二人に恋愛感情はなかったと思いますが、でもこれをきっかけに意識してしまう…なんてことも考えられますよね。
微妙な三角関係を繰り広げている、信と羌瘣と河了貂。
最終的にはどちらの女性キャラが信のハートを射止めるのか、今後の恋のストーリー展開も楽しみです。
実在した李信が信のモデルって本当?

キングダムの信は架空の人物ではなく、春秋戦国時代末期の秦の国の武将・李信という実在した人物をモデルにしています。
公式ガイドブック「キングダム英傑列伝」にも、信のモデルは李信と明記されていることから間違いないと言えるでしょう。
キングダムは史実を元にストーリー展開はされていますが、李信がどのような人物だったのかはほぼ記されていないようです。
信のモデルは確かに李信だけれど、キングダム内での信の活躍はほぼフィクションだと思って間違いないようです。
史実に基づくと信はいつ死ぬ?
こんなに激しい戦いのなかで命を落とさず活躍し続けている信ですが、やはり気なるのはいつ死んでしまうのか?ということではないでしょうか。
信がいつ死ぬのかに関しては、中国の歴史書「史記」に基づき考察していきたいと思います。
史記には、歴史上の際立った人物の生き様や、事件を年表にしたものなどが残されています。
その中に李信についての個人の列伝はありませんが、王翦列伝および荊軻列伝に登場します。
史記にある李信についての記述は、以下の文が最後のようです。
紀元前221年、王賁と蒙恬と共に斉を攻め、これを滅ぼした。
紀元前221年、王賁(おうほん)、蒙恬(もうてん)と共に中華を統一したというのが、李信の最期の消息という事になります。
その後の記述には李信の名前が出てこないようなのでいつ死んだのか?という時期までは史実から知ることはできないようです。
信の成り上がりについて

キングダムといえば、戦争孤児で下僕という低い身分の出身の信が、まっすぐな想いと強い絆で結ばれた仲間たちと共に成り上がる姿が魅力ですよね。
そんな信の成り上がりストーリーを、特殊百人部隊の隊長、千人将、三千人将、五千将に分けて紹介していきます。
特殊百人部隊として「飛信隊」が結成
初陣となった蛇甘(だかん)平原の戦いで信は、馮忌(ふうき)を討ちとり武功を上げます。
そのような大活躍もあり、この戦いで総大将を務めていた王騎が特殊百人部隊を臨時に編成しその隊長に信を任命します。
さらに特殊百人部隊は王騎から「飛信隊(ひしんたい)」と名付けられ、武功を上げ続けます。
「いつか天下の大将軍になる」という夢への第一歩を踏み出した信の姿に、グッと胸が熱くなった瞬間ですよね。
輪虎を討ち取り千人将へ
活躍を続ける飛信隊ですが、山陽平定戦では魏の軍の将を討つという条件付きで臨時千人将に昇格します。
その後、見事に魏(ぎ)の主力部隊の将軍である輪虎(りんこ)を討ち取ります。魏の軍の将を討つという条件を見事クリアし、正式に千人将へ昇格します。
信が千人将になった後、副官である羌瘣が本当の姉のように慕っていた象(しょう)が殺された復讐のために、飛信隊を一年ほど離脱したため連敗が続きます。
さらには千人将の位も剥奪の危機となり、圧倒的戦力であった羌瘣がいないのは信にとっても飛信隊にとっても、かなりの痛手となりました。
信はこの危機をどう乗り越えたのでしょうか。
合従軍との戦いで三千人将に!!
そんな連敗が続きボロボロの飛信隊に、戦略の勉強のため趙(ちょう)に行っていた河了貂が加わります。
そのおかげあって、飛信隊はまた勝ち続けることができるのですが、その後、趙(ちょう)の李牧(りぼく)が立てた合従軍(がっしょうぐん)に秦(しん)は滅亡の危機にさらされます。
しかしこの合従軍との戦いでも信は大活躍で、秦(しん)を滅亡の危機から救います。
さらに武功を上げた信は、ついに三千人将になります。
漫画内では三千人将に昇格してよっぽどうれしかったのか、三千人全員の点呼をとる信が描かれていました。
勘違いで霊凰(れいおう)を討ち取り五千人将へ
なんと信は、著雍の守備戦で魏(ぎ)の大将軍・呉鳳明(ごほうめい)と人違いしてしまい、その師匠である霊凰(れいおう)を討ち取ってしまいます。
しかしその武功を認められて、五千人将となります。
信の成長とともに、百人から五千人と大きくなった飛信隊。
さらに信の夢である天下の大将軍まで、あと一歩というところまで近づいてきました。
今後もどのような活躍をみせてくれるのか楽しみですね。
信が大将軍になるのは何巻なのか?

キングダム一巻の3ページには多くの兵士達に「李将軍、李信将軍」と名前を呼ばれている、大将軍になった信だと思われる人物が描かれています。
信が大将軍になることは間違いないようですが、何巻で大将軍になれるのでしょうか?
史実に基づいて予想してみたいと思うのですが、史実には信のモデルである李信が大将軍になった時期が残されていません。
先ほども紹介した中国の歴史書「史記」から予想してみたいと思います。
紀元前229年~紀元前228年、王翦が数十万の軍を率いて趙と対峙したとき、李信は趙の太原・雲中に出征した。
王翦(おうせん)が二度目の趙侵攻に出陣した時に、李信は趙(ちょう)の太原(たいげん)や雲中(うんちゅう)という場所を攻めていると記されています。
この時すでに、李信が将軍として一軍を率いて出征していると予想できます。
信が大将軍になるのは何巻なのかについては、予想もつかないくらいまだまだ先になりそうです。
主人公・信のプロフィールや成り上がりストーリーを、考察とともにまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
信のモデルとなった李信に関して、史実上にはあまり情報が残っていない分これからのストーリー展開が楽しみです。
天下の大将軍への夢へ向かって、着実に一歩ずつ歩んでいる信。
どのようにして大将軍になり、羌瘣と河了貂どちらと結ばれるのかなど気になることばかりですよね。
今後の信の活躍から目が離せません。

